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ブッシング技術および点検 商品購入

FOXフォークは、流体潤滑を採用しています。このシステムでは、オイルが圧縮ストローク時に、スロットの付いた長いブッシングへ注入されます。フォークの上下移動によって、オイルはブッシング、アッパーチューブおよびシールの間に入り込みます。

温度が高いと、熱膨張作用によりブッシングはアッパーチューブを締め付け、通常の作動をしていても高摩擦および結合を引き起こします。従って、ブッシングに正しいクリアランス(すき間)を持たせることは、通常の作動時に生じるフォークの結合を防ぐ上で重要です。

製造工程で確実に各部品が機能し適合するように、幾何学的寸法測定および公差設定(GD&T)が設計段階で採用されています。ブッシングは装着前に採寸され、装着後にも再度、採寸されます。適切なブッシング の交差は、直径クリアランス0.0015インチ~0.0090インチです。

ショールームテスト

フロントブレーキをかけて停止している間、フォークを前後に揺すると、ブッシングにはブッシングとアッパーチューブを分離するための潤滑オイルがごくわずかだけ供給されます。この段階ではブッシングが少しだけ動くことに気付かれることでしょう。フォークブッシングには正しく機能するためにクリアランスが必要です。クリアランスが低すぎると、温度上昇したときに、高摩擦や結合またはブッシングの停止を招きます。

実地テスト

通常の走行条件下では、薄い油膜によってアッパーチューブからブッシングが完全に分離するとき、流体潤滑が起こっています。流体潤滑技術は、ブッシングに金属が接触しないので、摩擦を非常に低く抑えられ、ブッシングやシャフトへの磨耗も皆無です。流体潤滑時には、通常のブッシングのクリアランスは目立ちません。

ブッシングは年に一度、激しい磨耗をしているかどうか点検する必要があります。アッパーチューブとローアーレッグに、全体にわたって激しい動きが見られた場合は、認定Fox Racing ShoxサービスセンターあるいはFox Racing Shox に連絡してご相談ください。ドロップアウト(軸)でローアーレッグを掴み、後輪の方へフォークをまっすぐ押します。その後、自分の方に引きつけます。次に、アッパーチューブとシールの接合部の近くのフォーク部位を掴み、同じことを繰り返します。過度の動きが認められる場合は、FOX Racing Shoxあるいは認定サービスセンターへご相談ください。


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