現在のページロケーション: リアショック | エア・スリーブのメンテナンス

エアスリーブメンテナンス商品購入

注意!  FOXエアショックには高い空気圧がかかっています。FOXエアショックの作業を行う前に、幾つかの事前の注意と処置が取られなくてはなりません。重傷事故を防ぐためにこれらを手順どおりに行い、常にゴーグルを着用してください。手順どおりに行う自信がない場合は、FOX認定サービスセンターまでご連絡ください。

注:  エアショックのメンテナンスを行うときは、常に、エアショックがスタックダウンの状態にあると仮定した上で、作業を開始します。

エアスリーブメンテナンス手順のPDF版を見る。
  1. 作業を開始する前に、作業するエアショックがスタックダウンしていないことを確認します。「スタックダウン」したショックとは、トラベルの一番低い位置で止まって戻らないショックのことです。

  2. スタックダウンショックのトラブルシューティングを行うには、FOX高圧ポンプを使ってメインのエアチャンバーを250psiまで引き上げます。

  3. ショックは若干伸びます。しかし、それでもまだショックが完全に伸びきらない「スタックダウン」の状態である場合には作業を中止してください。サービスセンターでの修理が必要です。

  4. エアスリーブエアバルブから空気をすべて抜きます。

  5. ショックを数回ストロークさせ、エアスリーブエアバルブから再度空気圧を抜きます。

  6. 取り付け用具を外し、自転車からショックを取り外します。ほとんどの場合、取り付け用具を外す作業は、ヘクサレンチのみで行えます。ヘクサレンチはメーカーによって大きさが異なります。  

  7. 1/4インチのボルト抜き取り工具を使って、ショックのボディエンドからリデューサーを取り外します。

  8. ショックのどの部分も傷つけないように注意しながら、ソフトジョーバイスでショックを挟みます。ブレーカーバーをボディアイレットに通し、ボディシャフトを引っ張ります。引き出せない場合、ショックが「スタックダウン」していることが分かります。その場合には作業を中止してください。サービスセンターでの修理が必要です。

  9. 手袋をはめ、ボディアイレット全体にショップタオルを当てて、エアスリーブが外れるのを防ぎます。エアスリーブを左に回すのにストラップレンチを使います。

  10. 手でエアスリーブを緩め、シャフトから抜き取ります。

  11. ボディアイレットからショップタオルを取り、エアスリーブを完全に取り外します。

  12. イソプロピルアルコールあるいはパーツクリーナーを使ってエアスリーブ内部の汚れを落します。

    注意!  交換シールが一式同梱されていますが、新品未使用のショックの場合には、全てを交換する必要はありません。ボディシール(カッドリング)は手順17-18で説明されているように、交換が必要です。

  13. イソプロピルアルコールあるいはパーツクリーナーを使って内部部品の汚れを落とします。

  14. 必要であれば、FOX P/N803-00-142エアスリーブリビルドキットの新しいシールやバックアップリングを使い、以下の手順でシールやバックアップリングを交換してください。

  15. エアスリーブワイパー、シールおよびバックアップリングを交換する場合、正しい方向であることを確認します。取り付ける前に、全てのシールやリングに軽く注油してください。この作業全体を通し、FLOAT液のピローパック半分以上は使用しないでください。

  16. エアスリーブリビルドキットには、シャフトアイレットO-リングが2個ついてきますが、2000-04 FLOATリアショックは厚い方のO-リングを使用し、2005及びそれ以降のリアショックは薄い方のO-リングを使用します。

  17. シールグランドの内側を傷つけないよう、ボディシール(クワッドリング)及び2本のバックアップリングを取り外します。

  18. 交換前にシールやリングに軽く注油します。切れ込みのあるバックアップリングを使用します。シールグランドの上に、1)バックアップリング、2)ボディシール(クワッドリング)、3)もうひとつのバックアップリングをシールの接着面、となります。  

  19. 必要であれば、シャフトアイレットO-リングを交換します。楊枝を使って古いO-リングを慎重に取り外します。取り付け前に、新しいO-リングに軽く注油します。

  20. 必要であれば、エアスリーブダストワイパー、シール及びバックアップリングを取り外します。楊枝を使ってこれらのパーツを慎重に取り外します。これらのパーツを取り外さない場合は、22へ進みます。

  21. バックアップリング、シール、バックアップリング及びダストワイパーをエアスリーブシールグランドに再び取り付けます。

    注:  取り付けを容易にするために、バックアップリングを押し込みます。

  22. ボディにエアスリーブを押し込みます。この段階では、エアスリーブを締めこまないでください。

  23. FLOAT液2ccをエアスリーブに注入します。この段階では、エアスリーブを締めこまないでください。

  24. トラベル量インディケーターO-リングを取り付けます。リデューサー(あるいは必要な取り付け用具)を、再度ボディアイレットに取り付けます。

  25. 適切な取り付け用具を使って自転車にショックを取り付けます。ボルトを自転車メーカーのトルク指定値に従って締めます。フレームの設計によっては、ショックを再度取り付ける前にエアスリーブを取り付けなければならない場合があります。

  26. 自転車のシートを押し下げ、リアサスペンションを圧縮します。これでエアスリーブを取り付けやすくします。手でエアスリーブをしっかりと通します。ストラップレンチ或いはその他の工具で締め過ぎないようにしてください。

  27. ショックの取扱説明書に従って、ショックに空気を送り込みます

  28. 走行をお楽しみください。


WHEREVER YOU RIDE. WHEREVER YOU RIDE.

サスペンションチューニングのヒント | ブッシング テクノロジーおよび検査 | シールおよびフォーム リング | ノブの方向 | オイル量 | 構造検査 | ドロップアウトの厚さの検査 | トルク値 | 単位の変換 | ポンプの使用 | 安全に関する重要な情報 | サービスの間隔 | FOXへのお問い合わせ | 保証に関する情報