シールおよびフォームリング商品購入

FOXフォークには、フォークがどんな状況下でもスムーズに作動するように設計されたシーリングシステムが備わっています。このシステムには2つの部品があります。フォークシールとフォームリングです。フォークシールは、当社が独自に開発したスクレーパーリップジオメトリー機能を有し、それによってフォークから泥や埃を排出し、フォーク内のオイルを保ちます。ここはオイルで満たされ、アッパーチューブがこの近くを通過するたびにアッパーチューブにオイルを供給します。これによってフォークのスムーズな上下運動が可能になります。

FOXフォークはメンテナンスを最小限に留めるように設計されていますが、フォークシーリングシステムの定期的な点検とクリーニングは必要です。アッパーチューブにオイルやグリースが少量付着していくのは、FOXフォークでは正常なことです。フォークがスムーズに作動し、泥や埃などを外に出すのに必要な機能です。またフォークシールは工場でグリースを塗って出荷されています。ただし、このグリースは、ならし運転の期間にシールから流れ出ることがあります。

シールおよびフォームリングの修理点検

自転車を逆さに保管すると、フォークが逆さになり、オイルがフォームリングまでつたわって潤滑し、次の乗車の準備ができます。次のようにして、シールとフォームリングの状態をチェックします。

アッパーチューブを傷つけないよう、スクリュードライバーの先端をテープで包みます。

  1. フォークシールの周縁には小さな切り目が複数あります。これらのスロットに小さく平らなブレードドライバーを入れてローアーレッグからシールをてこの原理で持ち上げます。

  1. 緩んだら、ローアークラウンに届くまで持ち上げます。この際、ドライバーの先端は、フォークの塗料が損傷を受けないようにテープか他の材質でカバーすることをお勧めします。

  2. アッパーチューブとローアーレッグの接合部の回りを清潔な布で包みます。この作業はシールをきれいにする間、泥や埃から守るためです。

  3. 布でシールの外径を拭きます。きれいになるまで、汚れを拭き取ります。

  4. 布を取り除き、ローアーレッグ内で見えるフォームリングをチェックします。リングはオイルで覆われ、泥や埃や破片が付いていないはずです。フォームリングが乾燥している場合は、数ccのFOXサスペンション液を使って潤滑します。

  5. アッパーチューブを拭き、ローアーレッグにシールを通します。慎重にシールを押して元の場所に収めます。薄く平たいブレードドライバーを使って、アッパーチューブとフォークブレースの間に押し入れることもできます。この際、ドライバーのブレードはシールが損傷を受けないようにテープか布でカバーすることをお勧めします。

  6. シールがローアーレッグの上部表面にしっかり位置していることを点検し、確認します。

  7. 余分なオイルを拭き取り、フォークを2、3回転させて、適切に作動するかどうかチェックします。

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