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40 の取り付け方法

  1. スタック総数の高さの確認:

    注:  40 の直接固定型のクラウンは、スタック総数の高さを、105 mm166.8 mm の範囲内にする必要があります。

    図 1: 40 ヘッドセットのスタックの高さ を参照して、スタック総数の高さがどのように定義されるかを理解してください。 スタック総数の高さを測り、この指定範囲内に収まることを確認してください。

    注:  ステアラー チューブにマウントされたステムを取り付ける場合は、FOX ステアラー チューブ上で使用するスペーサーの全体の高さが 30 mm を超えないようにします。


    図 1: 40 ヘッドセットのスタックの高さ

    警告!  40 の取り付けは、正規の自転車整備士が行ってください。フォークを間違って取り付けると、ステアリングのコントロールを失い、重度または致命的な障害を引き起こすことがあります。

    直接固定型のアッパークラウンのある 40 は、ローアークラウンをアッパーチューブ上部先端から 163.7 mm下に設定して組み立てられます(図 2: 40 のクラウンの高さ を参照してください)。 ローアークラウンのポジションは、ボトムアウトの際にクラウンの下部先端と、2.80インチ(71mm)のタイヤの上部先端との間に、6 mm のクリアランスができるように設定します。 ローアークラウンのポジションは変更しないでください。


    図 2: 40 のクラウンの高さ

  2. フォークの取り外しとクラウンレースの取り付け方法:
    1. 修理スタンドに自転車を置きます。
    2. 新しい 40 フォークをパッケージから取り出します。
    3. 自転車にオリジナルのフォークが取り付けられている場合は、そのフォークを取り外します。
    4. クラウンレース取り外しツールでオリジナルのフォークからクラウンレースを取り外し、クラウンレース設定ツールで新しい 40 に取り付けます。クラウンレースは、ローアークラウンの上部表面にしっかりと固定されるようにします。

    警告!  ステアラーに切れ目や溝がある場合は、クラウン/ステアラー アセンブリを交換する必要があります。 切れ目や溝があると、ステアラーに修理不能の故障が生じ、コントロールを失って、重度または致命的な障害を引き起こすことがあります。

  3. ステアラーを適切な長さに切る:

    注:  FOX 40 は、直接固定型のステム、またはステアラー取り付け型のステムのどちらかとセットアップできます。

    注意!  Fox Racing Shox は、直接固定型のステムを製造していません。 ステムメーカーの取り付け説明書を必ず参照してください。 フォーク ステアラーを切断する前に、測定を少なくとも二回行い、すべての測定値が正しいことを確認してください!

    1. すべてのヘッドセット部品、ステムスペーサー、およびアッパークラウンで、自転車に新しい 40 を取り付けます。 アッパークラウンの深いポケット側が自転車の下向きになります。
    2. ヘッドセットのゆるみをなくし、5 mm のヘクサレンチでアッパークラウンにステアラー ピンチボルトを軽く締めます。
    3. 必要な追加のステムスペーサーまたはステアラーに取り付けられたステムを、アッパークラウン上部のステアラーに追加します。これは、ステアラーチューブを最終的に切断する長さに影響します。 ご自分の好みによって決定してください。
    4. 取り付けられたパーツの上部の先端で、ステアラーにスクライブで印をつけます。 直接固定型のステムでは、アッパークラウンの上部先端で、ステアラーに印をつけてください。
    5. 自転車から 40 を取り外し、ステアラーを印の 3 mm 下で切ります。 この 3 mm のクリアランスがあることで、ステムキャップがヘッドセットに軽く締まる余地が生まれ、ゆるみがなくなります。

    警告!  取り付けたパーツの最先端部から 3 mm 以上「下」でステアラーを切断しないでください。 間違えて短く切りすぎた場合は、交換する以外に方法はありません! ステアラーへの取り付けが短すぎるフォークを使用すると、フォークに不意の故障が生じ、コントロール不能となって、重度または致命的な障害を引き起こすことがあります。

    1. ヤスリを使って、新しく切ったステアラー内外の上部先端のバリを取り除きます。
  4. 星状のつばが付いたナットとステアリング止めバンパーの取り付け:
    1. 星状のつばがついたナットを、ナット専用のツールでステアラーチューブに、適切な深さで取り付けます (図 3: 星状つば付きナットの取り付けの深さ を参照してください)。

      図 3: 星状つば付きナットの取り付けの深さ

    2. 各アッパーチューブにステアリング止めバンパーを一つずつ取り付け、アッパーチューブの中ほどに設置します (図 4: 40 アッパークラウンの取り付け をご参照ください)。
  5. 自転車へのフォークの取り付け:
    1. すべてのヘッドセット部品、アッパークラウン、スペーサー、およびステアラー取り付けステム(該当する場合)で、自転車に新しい 40 フォークを取り付けます。
    2. ステムキャップ、M6 ステムキャップボルトを取り付けます。

      注:  ヘッドセットを適切に調節できるようにするため、直接固定型のステムはゆるめにしておく (トルク指定値まで締めない) か、または取り外しておくことが非常に重要です。

    3. アッパークラウンボルトを 3 つとも緩め、ヘッドセット ステムキャップボルトを軽く締めてシステムのゆるみをなくし、抵抗のない状態で自由に回転するようにします。
    4. 5 mm のヘクサキーソケットとトルクレンチで、アッパークラウンボルトを 3 つとも 734 N-cm のトルク値で締めます (図 4: 40 アッパークラウンの取り付け をご参照ください)。

      図 4: 40 アッパークラウンの取り付け

    5. 4 つの各ローアークラウンボルトすべてが、734 N-cm のトルク値になるようにしてください (図 4: 40 アッパークラウンの取り付け をご参照ください)。

    警告!  ピンチボルトを 絶対に締めすぎないでください。 締めすぎると、ボルトの損傷やクラウンの亀裂、溝の損傷などを引き起こすことがあります。 これらのダメージによってフォークに問題が生じ、コントロールを失って、重度あるいは致命的な傷害を引き起こすことがあります。

  6. 正しいタイヤサイズの決定:

    注:  40 は、幅 2.80 インチ(71 mm)までのタイヤに使用できます。 26 x 2.60 インチ(660 mm x 66 mm)より大きなタイヤについては、クリアランスチェックを行う必要があります。

    タイヤをリムに取り付けて空気を入れ、以下の 3 つの長さを測定します。

    最大ピークタイヤ直径 = 694 mm = 27.3 インチ

    最大エッジタイヤ直径 = 670 mm = 26.41 インチ

    最大タイヤ幅 = 71 mm = 2.80 インチ

    図 5: 最適なタイヤの直径

    警告!  上記の最大値を1つでも超えるタイヤは使用しないでください。 上記の最大値を超えるタイヤの使用は、重度または致命的な傷害を引き起こす原因となるので、お勧めできません。

  7. 前輪の取り付け方法

    図 6: 40 の軸クランプ

    図 6: 40 の軸クランプ を参照して、次の手順を行ってください:

    1. ローアーレッグの 4 つの軸ピンチボルトを 5 mm のヘクサキーレンチで緩めます。
    2. 軸を 5 mm のヘクサキーレンチで軸を左回りに回して緩め、取り外します。
    3. 前輪をドロップアウトに取り付け、軸をローアーレッグに取り付けます。
    4. ローアーレッグに、軸を 5 mm のヘクサキーレンチで右回りに回して軽く締め続け、215 N-cmのトルク値になるまで締めます (図 6: 40 の軸クランプ を参照してください)。
    5. 左側(自転車に乗った位置から見て)の2つのドロップアウト ピンチボルトを、215 N-cmのトルク値で締めます。
    6. 自転車のフォークを 2、3 回圧縮し、右側のドロップアウトをフロートさせ、摩擦の低いポイントに安定させます。 右側の 2 つのドロップアウト ピンチボルトを、215 N-cm のトルク値で締めます。
  8. ステムおよびハンドルバーの取り付け:
    1. 直接固定型のステムに取り付ける場合: 4 つの M6 x 1 スレッド付きボルトを、ステムメーカーの組み立て説明書に従って使用します。 次のすべての基準を満たしていることを確認してください。
      • アッパークラウン内に差し込まれているボルトは、最低 10 mm のネジのかみ合いがあることが必要です。
      • 4 つの M6 取り付けボルトのトルク値が、124 N-cm を超えてはなりません。
      • ボルトがクラウンの底部から突き出ている場合は、フォークのローテーションの全スパンにわたって、フレームまたはケーブルと接することがないように確認してください。

      ステアラー取り付け型のステムに取り付ける場合: メーカーの使用説明書の値に従って、ステム上のステアラー ピンチボルトを締めます。

      図 7: 40 アッパークラウン インターナショナル 4-ボルトパターン (仕様)

    1. 自転車を地面に置いてまたがり、ハンドルバーの位置を設定します。
    2. ハンドルバーを好みの位置まで回転させ、ハンドルバー ピンチボルトをステムメーカーが指定したトルク値で締めます。
  9. ステアリング止めバンパーの位置調節方法:
    1. アッパーチューブにおけるステアリング止めバンパーの高さと角度を、回転角度が最大になるように調節し、クラッシュの際にフレームやアッパーチューブがへこまないようにします。
    2. フレームチューブの形や大きさによっては、バンパーの高い部分を使ってフレームチューブに接触させる必要がある場合もあります。

ディスクブレーキの取り付け方法

40 は、ディスクローターサイズが 200~225 mm の DH ディスクブレーキのみを使用するように設計されています。40 には DH 機械または油圧式ディスクブレーキシステムが使用できます。

警告!  絶対にローアーレッグを改造したり、カンチレバーリムブレーキを使用したりしないでください。

40 ディスクボルトパターンは以下を使用します。

  1. DH ディスクブレーキシステムを、ディスクブレーキメーカーの指定に従って取り付けます。
  2. ネジやボルトはすべて、メーカーの推奨値に従って締めるようにします。 適切な取り付け手順は、ディスクブレーキ付属のマニュアルを参照してください。 アライメントを適切に維持し、ずれを最小にするため、新しいディスクブレーキパッドを取り付けることをお勧めします。
  3. ディスクブレーキホース(油圧ディスクブレーキの場合)またはブレーキケーブル収納部(機械ディスクブレーキの場合)を、キャリパーからローアーレッグの内側と付属のディスクブレーキホースガイドに通します。下の 図 9: 40 ディスクブレーキ ホースガイド ルーティング を参照してください。
  4. M 3 x 12 ディスクブレーキ ホースガイドネジを、2.5 mm のヘクサキーレンチで、トルク値が 90 N-cm になるように締めます。
  5. トレイル走行前に、平らな場所でブレーキが正しく作動するかをテストします。

図 8: 40 ブレーキ ホースガイドの取り付け

図 9: 40 ディスクブレーキ ホースガイド ルーティング


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