一般的に、使用状況や個人的な好みに応じて、リアショック上のサグは15-25%の遊びに設定します。
リアショック上で サグ を計測するには:
まず自転車に乗る前に、ショックの搭載ボルトの1つと、もう1つ別の搭載ボルトとの中央から中央までの距離を測り、記録します。これを“アイ・ツー・アイ”測定方法と呼びます。
エアショックにはショックボディ上にO-リングがあります。このO-リングは、自転車に乗っていない状態で、エアスリーブのスクラッパーリップに対して押し上げられる形になっている筈です。もしこのO-リングがない場合には、”アイ・ツー・アイ”測定方法を使用します。
通常の乗車スタイルで自転車に乗ります。乗り手の体重が、サドル、ハンドルバー、ペダルにそれぞれかかるようにします。また、乗り手が通常の走行時と同じギアおよび服装一式を着用するようお薦めします。しっかりと自転車に乗った状態でいる必要があるので、壁やポストを支えにしても構いません。 サドルやペダル上で絶対に跳ねないで下さい。
補助の人が、アイ・ツー・アイの距離を測ります。
エアショックの場合には、自転車から降り、スクラッパーリップとO-リングの距離を測ります。これがお客様のサグです。
計測#2を計測#1から引きます。この差がサグです。
計測#1 – 計測#2= サグ
(例 7.875 – 7.275= 0.600)
このマニュアルの各々のショックの項目にある、エアおよびスプリングの設定表をご覧ください。サグが仕様通りでない場合は、各々のショックの部分について、サグの設定に関する説明に従ってください。
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